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#イッテンモノテーブルコーディネート

 テーブルコーディネートの基本やコツを学びたい! そんな初心者の、はじめの一歩を応援するワークショップをトレジャーファクトリーが開催しました。 「格式も難易度も高そうなイメージがありますが誰でも気軽に始められます。答えはリユースショップです」と語るのは、講師を務めたテーブルコーディネーターの倉島麗香さん。
 テーブルコーディネートとリユースショップ? 当日の模様を先生の言葉でたどりながら、その意外な組み合わせの理由もご紹介します。

会場の南柏店「家具・インテリア館」について

 トレジャーファクトリー南柏店の別館として、2016年の冬より期間限定でオープン。
南柏店と同じく「フィールズ南柏」の2Fにあります。

 優れたデザイン性、個性を備えた選りすぐりの家具・インテリアアイ
テムをご用意。これまでのリユー
スショップとは異なる買物体験
をお楽しみいただけます。

lesson01
基礎を学ぼう!

Q. テーブルコーディネートに必要なことは?

A. 清潔さや食べやすさ、自由な発想を大切にしましょう!

料理のおいしさは、テーブル演出で完成する

 「テーブルコーディネート」とは、プレートやリネン、カトラリーなどのアイテムを組み合わせ、お客様に“おもてなし”の気持ちを込めながら、豊かな食卓空間を演出することだと私は考えています。ホームパーティーが盛んな欧米では、家族でテーブルコーディネートを楽しみ、来客を迎えることが文化として根付いています。  料理に自信がない場合、ホームパーティーはハードルが高いかもしれません。でもテーブルコーディネートで料理がおいしくなります。なぜなら、おいしさの9割は見た目で決まるからです。その内訳は料理が5%、食器やカトラリーが30%、環境(一緒に食べる人、場所、音楽など)が65%と一説には言われています。視覚で得られる「おいしい」は、食卓を囲む人の五感を刺激して喜びになり、思い出づくりにつながります。

食べ物を置く場所は「清潔さ」にこだわる

 テーブルコーディネートのアイテムは食べ物と同じところに置くため、衛生面などへの配慮が大切です。花を飾る場合も土がついた鉢植えは避け、造花や切り花のフラワーアレンジメントにしましょう。料理のにおいを打ち消さないことも大切です。アロマキャンドルはにおいが強いので控えましょう。  大きすぎる飾りは圧迫感があり、食べやすい食卓ではなくなってしまいます。また、向かい合って座った相手が飾りで見えない食卓は心地よくありません。テーブルに置くものの高さの目安は30cm以下。テーブルに肘を立てて指先くらいまでの長さと考えましょう。見落としがちな花瓶の大きさにも注意してくださいね。

おいしさの鍵を握る「美しさ」に気を配る

 テーブルコーディネートを考えるときには、テーマと色と素材感を大切にしましょう。迷ったときは先にテーマを決めると、色や素材感も決まります。映画の「ティファニーで朝食を」のイメージで作る場合、色はパールの白、上品なヘップバーンらしく素材は上質なもの、といったイメージが湧いてくるのでは? 「子どもの誕生日会」なら、恐竜のオモチャやかわいいぬいぐるみを使ってみましょう。自分の感情をテーマにするのも1つのアイデア。例えば「涼しさがほしい」と思ったら、色は白やブルー、素材はガラスにするとよいでしょう。  テーマが統一されたテーブルは美しく見えるので、自由な発想で考えてみてください。テーマに合っていれば、クロスは手芸屋さんで買った切りっぱなしの布や色紙などでも大丈夫です。ちなみに、私はスタイリッシュモダンなテーブルを得意としているので基本的に使う色は3色。テーブルクロスは黒や白が使いやすいです。

テーブルコーディネートの基礎がわかればホームパーティーが気軽に。食器の買物などもよりクリエイティブに楽しめます!

lesson02
イッテンモノの大皿を選ぼう!

Q. どんな食器から揃えればいい?

A. 最初は直径29cmと26cmの大皿があると便利です!

「楽しい」という気持ちで料理がおいしくなる

 実際に使う食器の中では大皿が一番大切です。とはいえたくさん揃えるのは大変なので、1人につき直径29cmと26cmの大皿さえあれば十分。この大きさは2枚重ねてセッティングしたときにもきれいに見えます。  通常レストランなどでは、29cmの大皿を位置皿とし、自分の位置を決めるものとして使いますが、自宅ではこの位置皿も使ってしまいます。食事の際には、26cmの大皿をサラダなどの前菜の取り皿にして食べ終わったら下げ、次に29cmの大皿でメインディッシュをいただく、という使い方がおすすめです。大皿は29cmをガラス、26cmを白か黒にすると使い勝手がよいと思います。色が少ないように感じるかもしかも知れませんが、“彩(さい)”は小道具を使って添えられます。もし余裕があれば柄の大皿も用意しましょう。難しいと思うかもしれませんが、柄に含まれている色を取り入れるだけでまとまりが出ます。

食べ物を置く場所は「清潔さ」にこだわる

 大皿をはじめテーブルコーディネートで使うアイテムを見つけたいとき、リユースショップをよく利用しています。気軽に買えるうえ、そのときだけの出会い、つまりイッテンモノを選ぶ楽しみがあるからです。そのときの体験は後のテーマづくりに役立つことも多いです。ただ安いものを買うより、掘り出し物を探す方が断然楽しいと思います。  ウェッジウッドやロイヤルコペンハーゲンといったブランド食器も、お買得に購入できます。実は私もテーブルコーディネートを始めた頃、リユースショップを毎日のぞいてお気に入りを揃えていたんですよ。

当日はこんな風に作品を作りました!

 ワークショップではまずはじめに参加者の方に、自分のテーマに合ったイッテンモノの大皿を選んでいただきました。会場にはこの日のために、トレジャーファクトリーの各店舗から個性的な大皿が大集合! その後、選んだ大皿を軸にアレンジアイテムをコーディネートしてもらいました。

 イッテンモノの大皿に組み合わせるのは、ナプキン、紙ナプキン、ナプキンリング、カトラリー、造花、画用紙、スクラップブッキングの紙、リボン。造花のワイヤーをぐるぐる巻いてナプキンリングにしたり、スクラップブッキングの紙を切ってカードにしたり......。

 作品が完成に近づくと、みんなでお互いの作品の感想を言い合うワークショップならではの光景も。倉島さんも各テーブルをまわり適宜アドバイス。最終的には、今日がはじめてのテーブルコーディネートとは思えないほど、イッテンモノの大皿の個性を上手に活かした魅力的な作品がテーブルの上に揃いました。

テーブルコーディネートに迷ったときは、家にあるものをずらっと並べて考えてみるのもお勧め。私は深夜によくやるので、「夜のお楽しみ」と言っています(笑)。

lesson03
想いを伝えよう!

Q. テーマの説明って緊張しちゃう……

A. コミュニケーションのきっかけづくりと思って楽しんで!

形式ではなく想いを伝えることが大切

  テーブルコーディネートは、学校の試験ではありません。お客様に“おもてなし”の気持ちを込めながら、コミュニケーションのきっかけを作る手段です。どうしてそのテーマを選んだのか、それを話すだけでも、お客様にはコミュニケーションのきっかけになります。  まずは肩の力を抜いてリラックス。あなたが作品に込めた想いを、率直に、簡潔に伝えるだけでOKです!

みなさまの作品とコメントを紹介!

テーマ「大皿の柄を生かしたコーデ」

「大皿の柄を生かしたコーデ」

「職業がイラストレーターなので、色をたくさん使いたくなりました。大皿の柄を生かせるようにコーディネートしました。食事中は子どもがスプーンを投げて私が拾って……と大変ですが、楽しめるように工夫したいと思います」

テーマ「女性らしく」

「女性らしく」

「ポーセラーツというお皿に絵付けをしたりする仕事をしています。今までテーブルコーディネートをしたことがなかったので、自分で作ったお皿に合わせてやってみたいと思います。子どもたちとも一緒にできそうです」

テーマ「大人かわいい」

「大人かわいい」

「白い大皿からブルーの大皿に変えたことで、テーマに合ったものができました。いろいろな使い方があるのを発見したり、自分が思い込んでいることに気づけたりできて学べました。自分の感性が出せるのは楽しいですね」

テーマ「花と黒のマリアージュ」

「花と黒のマリアージュ」

「食育に関わる仕事をしていますが、まさかテーブルコーディネートが食育につながるとは思っていなかったので勉強になりました。普段は和食が多いので大皿は初めて。お花を飾ったり黒で引き締めたりする使い方を意識しました」

テーマ「トレジャーファクトリー」(倉島さんの作品)

「トレジャーファクトリー」

「家具・インテリア館にあった造花を使ったテーブルコーディネートです。花が大きいので他のアイテムは使わずにシンプルに仕上げたのがポイント。一期一会の商品を取り扱うトレジャーファクトリーさんをテーマにしたため、イッテンモノ感を大事にしました」

皆さんのコメントを読むと、その人らしさが伝わり、コミュニケーションのきっかけになりそうですね。今回のワークショップは大成功です!

\トレファク初のワークショップ!ご参加ありがとうございました!/

講師:倉島麗香さんプロフィール

 テーブルコーディネート教室「CREATIVE LIVING LAB」代表。アメリカサンディエゴでパーティ文化に触れ、テーブルコーディネートを学ぶ。帰国後、食空間プロデューサーの山本侑貴子氏に師事。ホテルやレストランの各種イベント企画にも携わるなど、テーブルコーディネートを活かした幅広い活躍を見せている。

特別インタビュー記事を見る >
addition

課外授業:トレファクでイッテンモノを探そう!

Q. リユースショップの良いところは?

A. 一期一会のイッテンモノが豊富! お得に手に入る!

 ワークショップはトレジャーファクトリー南柏店の家具・インテリア館で開催されましたが、当日は本館を紹介する店舗ツアーも課外授業として行いました。店内には、ウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲン、リチャードジノリ、ノリタケ、ナルミ、ミントン、ティファニーなど、テーブルコーディネートでも使える洋食器ブランドのアイテムをたくさん発見! 中古品を探すというよりも、お気に入りの骨董品を探すという視点を持つことがリユースショップを楽しむコツです。

 私もトレジャーファクトリーさんをテーブルコーディネートを始めた頃から愛用していますが、市販価格の半額以下で購入できることもしばしばです。注意すべきはすべてがイッテンモノであるということ。リユースショップの商品は毎日入れ替わりしています。直感で「いい!」と思えたモノを見つけたら、その場で購入することをお勧めします。

 当日はトレジャーファクトリー南柏店の店舗ツアーも実施。倉島さんにもトレジャーファクトリーの魅力について語っていただきました。参加者からは「ル・クルーゼの商品が半額以下で買える!」という驚きの声も。

  トレジャーファクトリーは、日用品や生活雑貨、洋服やバッグ、ブランド品や腕時計、家具や家電製品、楽器やアウトドア用品など、あらゆるアイテムの”売って買って”を楽しめる「総合リユースショップ」です。
  店頭には毎日さまざまなイッテンモノのアイテムが入荷し、宝探しのような一期一会の買い物をお楽しみいただけます。家具選びのコツがわかる特別記事はこちらで紹介中です。

お近くの店舗へぜひお越しください!