トレジャー・ファクトリーの歴史
挑戦し続けた30年

2025年5月25日、トレジャー・ファクトリーは数多くのお客様、お取引先、そして、リユースを通じて社会をより良くしていこうという志を持った仲間に支えられ、創業30周年を迎えました。
この30年の節目に、トレジャー・ファクトリーに関わってくださっている全ての皆様に、感謝申し上げます。
私は、中学2年生のとき、バイタリティ溢れ、尊敬の対象だった父親に認められたいという想いで起業を志しました。
中学、高校では野球に没頭し、大学生になり、起業に向けて本格的にビジネスのヒントを模索する中で、まだまだ使える魅力的な品物が、たくさん処分されてしまっている社会の課題に直面しました。
世の中は、大量生産・大量消費の時代。
誰かにとっては不要な品物でも、まだたくさんの価値があり、必要とされるものがあるのではないかと、日々の日常生活の中で感じていました。
世の中に生み出された品物に、再び価値を吹き込み、誰かにとっての宝物として橋渡しをしていく、宝物工場の役割を果たしていきたいという想いで、1995年、大学卒業と同時に、会社を設立したのがトレジャー・ファクトリーのはじまりです。

当時は社会のリユースに対する理解もまだなく、使い終わったら捨てることが当たり前の中、再活用するということが、いかに素晴らしいことなのかを理解していただくために日々、奮闘していました。
利用していただく方々の裾野を少しでも広げていくために、売り場や商品を綺麗に整えたり、様々な商品を売買してみながら、お客様にどのようなニーズがあるのか、手探りで試しながら、お店に反映していきました。

人と物との出会いを繋ぎ、
新たなリユースニーズを創り出す

試行錯誤しながら、一歩ずつ前進してきた当社グループも、この30年の節目で12の業態で店舗数は300店舗を超え、トレファク引越やECドレスレンタルサービスCariruなどのリユース周辺サービスも営む企業グループへと成長してきました。

創業から30年が経過し、私自身とても嬉しく思っていることが、昔、幼いころに両親につれられてご利用いただいていた方々が、大人になってご利用いただいていたり、中には、スタッフとして仲間に加わってくれる人も出てきてくれていることです。
今まさに、世代を超えて関わっていただけていることに、私自身、大きな喜びを感じています。
現在は、店舗展開地域も拡がり、引越しや転勤で住む地域が変わっても、地域を越えて当社のサービスをご利用し続けていただいている方も増えてきました。
リユースの特性上、ここにしかない一品ものを扱うため、いつでもお目当てのものに出会えるわけではありません。
だからこそ、何度も私たちのサービスに接点をもっていただけるよう、お客様との一期一会を大切にすることを会社の文化として、取り組んでいます。

世の中の新たな当たり前を
創り出し、300年続く会社へ

30年前、リユースビジネスのリサーチのために、単身アメリカのロサンゼルスを訪問し、数多くのヒントを持ち帰り、創業に活かしました。
月日が経ち、今ではタイ・台湾への海外展開も始まり、アメリカなどへの展開も視野に入れながら、日本で培ったリユースビジネスを世界各地に展開していくことにも取り組み始めています。
海外展開がスタートしたときは、海外に住む日本人の方々を中心にサービスを提供していたものが、今では、地元の方々にもリユース品を売買していただけるようになり、世界的なリユースニーズの広がりを感じています。
これからのトレジャー・ファクトリーは、国内外問わず、既存地域と未展開地域へのリユースショップの店舗展開を中心に、サービス展開を進めていきます。

トレジャー・ファクトリーがここまでの成長を遂げられたのも、その時々の小さな社会の課題をおろそかにせず、お客様の潜在的なニーズを想像し、新たな品揃え、サービスや業態として挑戦してきたことが、今日の事業の広がりにつながってきていると感じています。
お客様との日々のやり取りの中で、求められている商品や、売り方の変化を感じ取り、世の中のリユースニーズの拡大に貢献できるよう、社会を引っ張っていく存在でありたいと考えています。
これからも、トレジャー・ファクトリーは、お客様の求める業態・サービスを創造し、世の中の新たな当たり前を創り続け、300年続く企業を目指します。
ここから新たな歩みを進めるトレジャー・ファクトリーに対し、引き続きご支援をどうぞよろしくお願いいたします。