バルミューダの炊飯器、
これまでの玄米炊きと、何が違う?

家電が便利であるのはもはや「当たり前」。さらなる驚きや感動を届けることを目指し、電気ケトルや扇風機など、次々と魅力的な製品を世に送り出している注目のメーカー・バルミューダ。そんなバルミューダですが、炊飯器もあるのです。今回は、話題のバルミューダの炊飯器「ザ・ゴハン(The Gohan)」についてご紹介します。

1. バルミューダってどんなメーカー?

バルミューダは、2003年に東京で設立された会社です。

バルミューダと聞いてまず思い浮かぶのは、“家電らしからぬ”スタイリッシュなあのビジュアルのトースター。見かけだけでなく、独自の技術による「外はカリッと、中はもちっと」した焼き加減を実現できる機能性も兼ね備えていることから注目を浴び、数多くのメディアで紹介されていましたね。そんなことからも、バルミューダには「なんだかオシャレな家電を作っている会社」というイメージがあるのではないでしょうか。

設立後も確かな歩みを進め、現在ではグッドデザイン賞、Red Dotデザイン賞、iFデザイン賞など、数々の著名なデザイン賞を受賞するメーカーへと成長を遂げています。

2. “蒸気で炊き上げる”炊飯器

バルミューダが炊飯器で目指したのは、ごはんを「土鍋よりおいしく」仕上げること。そこでこだわったのが、土鍋のように「炊飯中にごはんが釜の中で踊らない」という新しい炊飯方法。そうすることで、お米のもつ味わいを外に逃がすことなく、粒の立ったツヤツヤのごはんに炊き上げることができるからです。

この炊飯方法を可能にするのが、電気のエネルギーを使った「蒸気での炊飯方法」です。釜を二重構造とし、間の層を中空とする。中空の部分を断熱性の高い蒸気で満たすことで、一般的な炊飯器に用いられることの多い分厚い金属釜を使うことなく、効率的・効果的な炊き上げを可能としています。蒸気は分厚い金属釜と比較しても数倍から数十倍にも及ぶ、非常に優れた断熱性を発揮します。

また、生活感が出てしまいがちなデザインの多い炊飯器ですが、バルミューダの炊飯器「ザ・ゴハン」は、スマートでスタイリッシュなデザインが特徴です。むしろキッチンの目立つところに置いておきたくなるような家電。お米を炊くのが時に面倒に感じてしまうこともありますが、これなら炊飯作業も少しだけ楽しくできそうな気がしてきますよね。

3. 内釜・外釜からなる2種類の釜を使用

中空を用いた「蒸気での炊飯方法」を実現するために、内釜・外釜からなる2種類の釜を使用します。まず、内釜へ研いだお米と計量した水を入れます。次に、外釜へ計量カップ1杯の水を入れ、最後に2つの釜を本体にセットして炊飯スタートです。

お手入れ方法は、まず炊飯器が十分に冷めてから内釜・外釜の順に本体から取り出します。次に、内蓋を取り外し、2つの釜と内蓋、蒸気ユニットをさっと洗うだけ。取り外した時と逆の順番で取り付ければお手入れは完了です。

4. 機能も味も個性的な「玄米モード」

通常の炊飯モードの他にも、「玄米モード」・「お粥モード」・「炊き込みモード」など、炊き方の選択が可能です。

特に「玄米モード」は特徴的といえます。通常の炊飯器で玄米を炊く際は、玄米に水を浸水させる時間が比較的長く必要となりますが、バルミューダの炊飯器では、玄米の浸水時間をさほど必要とせず、洗米後1時間半程度で炊くことが可能です。気軽に玄米を楽しみたい方に気軽に玄米を楽しみたい方に便利です。また、その炊き上がりにも個性があり、「炊飯器で炊いた玄米特有のポロポロとした感じがなく、適度な粘り気があっておいしい」「玄米なのにツヤツヤしていて、見た目からしておいしそう」「甘味があり、白米のような味わいが楽しめる」という口コミがみられるなど、「玄米の時ほどバルミューダで!」と感じている人も多いようです。

バルミューダの炊飯器「ザ・ゴハン」の大きな注意点としては、ごはんの旨味を損ねてしまうという理由から、保温機能をあえて付けていないことです。ここは、使う人のライフスタイルによって良し悪しが分かれるかもしれません。

5. 気になるお値段は?

一般的な3合炊きの炊飯器の価格を7,000円~20,000円とした場合、バルミューダの炊飯器「ザ・ゴハン」の最新機種はその2倍以上の価格帯で、非常に高級品といえます。少しでもお得に購入したいと考えるのであれば、中古品の購入もおすすめです。最近は中古品を保証付きで販売しているショップもありますので、店頭で探してみてはいかがでしょうか。

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