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J-45とは?J-45の歴史を徹底解説!
吉祥寺ダイヤ街にある中古楽器専門店
トレファク楽器吉祥寺店です♪
本日はGibson J-45の歴史や特徴について徹底解説していきます!
皆様、GibsonのJ-45というギターはご存じでしょうか!
J-45は多くのアーティストやシンガーソングライターの方の相棒として、
大活躍しているアコースティックギターです!
なんと、こちらのJ-45は発売されて80年以上も経過してもなお愛されている、
超がつくほど有名なアコースティックギターなのです!
何を隠そう私もそんなJ-45の魅力に心を奪われている者でして、
今回はJ-45の魅力を皆様にお伝え出来たらいいなと思い、
当ブログを綴っております!
今回、こちらのブログではそんなみんなが使用するJ-45について、
歴史を解説していきます!
さて、みんなのあこがれとなっているGibson J-45の歴史をさかのぼるには、
時を1924年にまでさかのぼりましょう!
1924年 ハワイアンGibsonと呼ばれる”HG-24”の登場
当時ハワイアン・ミュージックが世界で流行し、ラップ・スティール・ギターが数多く作られていました。
Gibsonはそんな中“ハワイアン・ギブソン”と呼ばれるフラットトップ・ギター“HG-24”を発売。
このモデルのボディ・シェイプが好評であり、次のモデル“Jumbo”へ受け継がれることになります。
1934年 ”Jumbo”の登場
1931年にMartin社がドレッドノート・ボディを発表したことで、フラットトップに対して大きな音量を求めるニーズが高まりました。
そのニーズに応えてギブソンがオリジナル・ボディとして“Jumbo”を生み出しました。
当時最大のボディサイズとなる16インチ・ボディ幅の“Jumbo”はラウンド・ショルダーのシェイプが採用され、のちのJシリーズの前身となりました。
また、この”Jumbo"のシェイプを引き継いだJシリーズは”ラウンドショルダー”と呼ばれ、
現行のJシリーズまで受け継がれています。
1936年 ”J-35”の登場
J-35は、世界恐慌期において、より広いユーザーに訴求するために買い求めやすい価格で販売されました。
販売当初、ギブソン伝統の深みのあるサンバースト・フィニッシュが施された16インチ・サイズのボディは、スプルース・トップ、マホガニー・サイド&バックという組み合わせで作られ、指板とブリッジはローズウッドでした。
1939年にはナチュラル・フィニッシュのJ-35も登場し、これがのちのJ-50モデルに引き継がれていきます。
また、J-35は1943年まで製造されており、現在は復刻モデルなども世に出回っております。
1942年 ”J-45”の登場
現在まで80年以上愛され続けるJ-45はJ-35を受け継ぐような形で1942年に登場しました。
当時は第二次世界大戦の真っ只中で、世界中が混乱し、物資が不足しているような時代でした。
そんな中で生まれたJ-45は、J-35を受け継ぎ、仕様はそのまま受け継がれました。
しかし、当初のJ-45は物資不足の影響で、トラスロッドが無いモデルや、トップ板にマホガニーが使用されたモデル、サイド&バックにメイプルが使用されたモデルなど、特殊な仕様のモデルも販売されていたようで、現在では幻のコレクターアイテムとなっているようです。
J-45は以上のような背景をたどり晴れて誕生しました。
さて、ここからはJ-45がその後、どのような仕様変更をたどってきたか、
J-45の歴史を見ていきましょう。
1940年代初期
・J-35を受け継ぐ形で、スキャロップブレーシングの採用。
・ナット幅は44mm~46mmと太め。
・ブリッジがレクタンギュラ―ブリッジベースと呼ばれる長方形のブリッジが採用。
そのほかもサウンドホールの周りの白いロゼッタも1945年には7層あったものが3層に変更等
細かい変更も多々ございました。
1950年代前半
このころからJ-45がミッドレンジの力強さが際立つワイルドなサウンドへ変貌していきました。
・ブリッジがアッパーベリーブリッジに変更
・ナット幅が42mm~43mmに変更される
1950年代後半
・ブレーシングがノンスキャロップドブレイシングに変更される
・フレット数が19Fから20Fに変更
・ショートスロットブリッジになる
そして、1956年からビンテージギブソンの特徴である、
アジャスタブルブリッジ仕様のJ-45が登場します。
このころはまだオプション品としての仕様で、通常モデルは通常のサドルだったそう。
1960年代前半
ビンテージJ-45で最も人気のある1960年代。
やはり象徴として代表的なものはアジャスタブルブリッジです。
アジャスタブルブリッジは基本、サドルがセラミック素材が採用されているものがほとんどですが、
1965年にはサドルがローズウッド仕様の物も発売されていました。
ローズウッドは通常に比べて、ウォームな印象を与えるサウンドとなっていたそう。
1960年代後半
1960年代後半になると、ほとんどのモデルがアジャスタブルブリッジ仕様となりました
・ヘッドの角度が17度→14度に変更される
・ナット幅が39mmに変更される
→細いネックはナローネックと呼ばれ、日本人には特に好まれる傾向にありました。
・ブリッジがベリーダウンと呼ばれるオーソドックスなスタイルに。
・1969年にはラウンドショルダーがスクエアショルダーになりました。
1970年~1990年
1970年からはハードロックやヘヴィーメタルが流行し、
1980年にはシンセサイザーの登場により、アコギの需要が減少してしまいました。
また、MartinのDシリーズに対抗して発売されたスクエアショルダーでしたが、
ラウンドショルダーだったほとんどのモデルがスクエアショルダーとなります。
ジャキっとしたサウンドではなく、バランスのいいサウンドとなったようですが、
ビンテージ市場では1970年代の人気は低く、比較的価格は抑えて値付けされている傾向にあります。
そして、1969年にスクエアショルダーとなったJ-45は、
1990年にはラウンドショルダータイプのJ-45となり、現在に至ります。
いかがでしたでしょうか、次回はJ-45のサウンドについてフォーカスしていきたいと思います!



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