南柏店
柏市にあるリサイクルショップ 南柏店からの新入荷&買取情報です!
高く売れる『 洋食器 』の秘密に迫る!マグカップやお皿、ティーポットなど買取強化中です!
今や現代の食生活に置いて使わない日は無いといっても過言ではない食器。
そんな食器の中でも今回は『洋』に特化したお話。高く売れる洋食器の秘密に迫ります!
更新日:2023/7/19
本日のお話は洋食器について!高額で取引される洋食器やその歴史について解説させていただきます!
ちょっと長いですが…ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いでございます!
筆者紹介:
いらっしゃいませこんにちは!これまで数十万点の買取を行ってきたスーパーバイヤー:榎本です!
トレファクでも随一のマニアバイヤー榎本は社内で唯一無二の洋食器ソムリエとも呼ばれているとか…。
『アポニーグリーンではなくインドの華ですよ…』という名言は店舗異動後も言い伝えられているとか…。
そんな彼が記す洋食器のストーリーとはいかなるものか?要チェックです!
◆ 洋食器の始まり。その歴史を辿る。
過去当社に入荷したことのあるレプリカ土器。さすがにここまで重厚な土器を常用として
使われることはなかったと思いますが、土器も立派な食器の一つですね。
今はアタリ前のように使っている食器。そもそも食器の始まりは一体いつからなのでしょうか?
遡ること旧石器時代…。人々は大きな草の葉や木、石(石器)などを使用していたと考えられています。
そして現代から約1万~2万年ほど以前には土器や陶器が生まれていたのではないかと言われています。
では洋食器の始まりは一体いつからだったのでしょうか…?
想像し得る洋食器と言えば…『カップ&ソーサー』や『ティーポット』などお茶に関わるものが浮かびます。
勝手にイギリスなどのヨーロッパで生まれたとイメージしがちですが…
実はこのカップ&ソーサー、なんと始まりは中国や日本の茶器だったとされています。(諸説あり)
航海技術が発達した17世紀頃、西欧の人々はアジア圏に入り『お茶』の文化を知ります。
中国から始まったお茶の文化は日本にも広く伝わっており愛飲されておりましたが、
それがアジア人の健康や長寿の秘訣と考えた西欧人は『茶葉』を輸入という形で国に持ち帰ることにしました。
そして西欧では貴族を始めとした上流の人々の嗜みとして『お茶』が広まります。
この時ヨーロッパではティーカップを始めとした磁器製品を作る技術が確立しておらず、
これもまた日本や中国から茶碗を輸入して使うことになります。
当時の文献や絵画からは取っ手の無い『湯呑』を使ってお茶を楽しむ様子が見て取れます。
◆ 実は日本の和食器が強く影響を与えていた?!衝撃の事実。
和食器メーカー源右衛門の作品。和風な古伊万里の色彩と洋風な珈琲碗のコラボレーションが当時斬新でした。
西欧の人々は熱いモノに弱く湯呑が持ちづらかったことから、受け皿として使われていた
ソーサーにカップのお茶を注いで冷ましていたとされています。いまでは衝撃的な光景ですね…。
もちろん現在においてはそのような文化はございませんが、そのことがきっかけで
湯呑に取っ手が付けられることになります。よく見慣れた『ティーカップ』の誕生です。
始まりは1710年ヨーロッパで初めて磁器を生んだドイツの名窯『Meissen(マイセン)』から。
当時の選帝侯(めっちゃえらい人のことです)でポーランドの国王にもなった強王アウグスト2世が、
ベトガーという一人の錬金術師を監禁して、白磁器の研究をさせたことからその歴史は始まります。
『白い金』とも称される白磁器。その製法を解明したのがこのベトガーなんです。
アウグストは日本や中国の陶磁器が好き過ぎて、なんとか自分たちで作れないかと躍起になっていました。
そう…彼は驚異的な東洋磁器のコレクターで兵士600人と壷151個を交換してしまったというエピソードもあるほど…。
彼のコレクションはドレスデンのツヴィンガー宮殿に展示されており、
そこでは中国の磁器を始めとした世界各国の美術品や、
日本の古伊万里などを楽しむことができます。(佐賀にもミニツヴィンガー宮殿がありますよ!)
一人の国王を狂わせるほど魅力的な日本の陶磁器。
日本が誇る柿右衛門窯の特徴でもある『美しい乳白色の素地に赤絵の見事な調和』柿右衛門様式は
当時もヨーロッパ各地方へ輸出され、やはりマイセンもこれを模倣して作品を作ったとされています。
後に紹介するデンマークの磁器メーカー:ロイヤルコペンハーゲンも日本の古伊万里に影響された作品を作っており、
またハンガリーの磁器メーカー:ヘレンドのインドの華は『柿右衛門写し』とも呼ばれており、
日本の和食器がヨーロッパの洋食器文化に多大なる影響を与えていたということがわかりますね。
大まかな洋食器に関する歴史は以上となりますが、
ここから、当社で高い人気を誇る…有名陶磁器メーカーの歴史にも触れていきたいと思います!
◆ Meissen(マイセン)
写真はブルーオニオン。ほんとうはザクロだったのにたまねぎに見えたことからそう呼ばれるように・・・
上記でもご紹介させていただきましたドイツの名窯。
一人の国王による『白い金』への愛が形となり、創設の1710年から現代にまで続く世界的な磁器メーカーです。
アウグストの強き愛とヨハン・フリードリッヒ・ベトガーの悲しい犠牲があってこその美しさ。
様々な様式を持ち、その美しい白磁に描かれた色鮮やかな色彩は一流の名に相応しいクオリティです。
豪華絢爛な金彩を用いた華美なデザインはもちろん、白が美しいシンプルな波の戯れも。
白地に映える青いペイントが惹き付けるブルーオニオンなどが人気です。
◆ Wedgwood(ウェッジウッド)
写真はワイルドストロベリーのカップ&ソーサー。いまでは代表的なウェッジウッドのシリーズです。
1759年にイギリスで設立された陶磁器メーカー。
独自の工法を研究・確立し、当時どこの工房よりも白く、滑らかで光沢のあるシンプルで上品な陶器を作り上げることに成功。
そうして作り上げた独自の『クリーム・ウェア』が、当時の女王の後援を得て「クイーンズ・ウェア」とも呼ばれるようになりました。
また、最も独創的かつ画期的なカメオのような装飾が美しい『ジャスパー・ウェア』も大人気となりその歴史を牽引しました。
気品あるデザインを始め、カジュアルに楽しめるテーブルウェアも多数ラインナップ。
グリフォンをモチーフとしたフロレンティーンターコイズや、野イチゴが可愛らしいワイルドストロベリーが人気です。
今や世界中に愛されるブランドで、各国の王室や一流ホテルでも愛用されております。
◆ ROYAL COPENHAGEN(ロイヤルコペンハーゲン)
写真はブルーフルーテッドフルレース。文字通りレースのような繊細な美しさが特徴です。
1779年に創立されたデンマークの王室御用達陶磁器メーカー。
バックスタンプの王冠に秘められたストーリーは一言では語れません。
元々は王室のための工房として設立され、王室で使用する食器や親しい国々への贈り物などを製造していました。
創業当時から東洋の青い染付の影響を強く受けて、手描きによる美しいコバルトブルーの絵柄が特徴となっています。
のちに民間企業となりましたが、王室御用達の伝統を守り、その高いクオリティは変わらず。
「フローラ・ダニカ」や「ブルーフルーレッド」など複雑な絵付けは現在でもすべて手描き。
1908年から絶えることなく毎年続くイヤープレート(クリスマスプレート)も大変人気となっています。。
◆ その他高評価出来る洋食器ブランド。
写真はイヤープレート。いつかすべての年代を集めて展示してみたいです!
もちろん上記の他にも多数の食器ブランドを高評価させていただいております!
文字だけの紹介となってしまい大変申し訳ございませんが…
ブランドと合わせて人気シリーズを記させていただきます!
お持ちの食器が無いか…要チェックです!
・ARABIA(アラビア)…大人気北欧食器メーカーですね!パラティシやバレンシア、ムーミンなどが人気です。
・HERMES(エルメス)…あのラグジュアリーブランドが手掛ける食器。ガダルキヴィールやシエスタが人気。
・Herend(ヘレンド)…歴史あるハンガリーの一流ブランド。インドの華やアポニーシリーズが美しい…。
・Richard ginori(リチャードジノリ)…中でもイタリアンフルーツは彼のメーカーを代表する作品です。
・Baccarat(バカラ)…美しいクリスタルの輝きで人々を魅了します。ヴィータやベガなど一度は見たことがあるのでは。
・Tiffany&Co.(ティファニー)…象徴的なブルーボックスなど、アクセサリーだけでなく食器も可愛い作品が多いんです。
このほかにも大倉陶園やナルミ、ノリタケやローゼンタールやファイヤーキングなどもお取り扱いを強化させていただいております!
◆ 高く売れる洋食器!そんな洋食器を高く売るためのポイント!
かつてコレクション向けとして愛用されたジャスパーシリーズなどを筆頭に常用向きではない食器も存在します!
それではここからは高く売れる洋食器に関して解説していきます!
また下の方で少しでも高く売るための秘訣もお教えいたしますので要チェックですよ~!
①未使用品は高評価させていただいております!
食器は文字通り飲食に関わるアイテムです。やはり未使用であることが最強のステータス!
未使用の食器はブランド問わずご評価させていただいております!
頂きモノの食器セットが数千円に?!なんてことも夢じゃありません。
②定番デザインや人気シリーズは高額になるチャンス!
いつの時代にも活躍するシンプルなデザインや、使いやすいサイズのプレート。
また定番のワイルドストロベリーやイタリアンフルーツなどは評価が落ちにくく、
押し入れで眠っていた食器が数千円になることも珍しくありません!
③人気ブランドなら中古でもご評価させていただきます!
歴史ある洋食器メーカーの作品ならUSEDでも高価査定のチャンス!
特に廃盤アイテムやヴィンテージアイテムはぜひお買取りさせていただきたいと思います!
フローラダニカなどめったに出回らない品なら数万円になることも…?
①未使用品 ②定番デザイン・人気シリーズ ③ブランド・メーカー
この3点が高価査定における重要なポイントです!それに加えて…
・元箱や栞があればさらに評価UP!
・USED品や保管シミがあるアイテムは事前にヨゴレをチェック!(空拭きで落とせそうなら落としちゃう!)
こちらを抑えていただければ出来る限りの最大評価でご案内可能です!
ご不要な洋食器などがございましたら、ぜひ一度トレファクの買取をお試しください!
お客様のご来店…お待ちしております!
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トレファクONLINEでは洋食器特集を開催中!
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ぜひ一度ご覧ください!欲しかったあのシリーズに出会えるかも…!