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全ギタリストに送る『 Fender(フェンダー)』の歴史。プレミアギター「フェンダージャパン」はなぜ高いのか。その人気のヒミツとは?

南柏店

柏市にあるリサイクルショップ 南柏店からの新入荷&買取情報です!

全ギタリストに送る『 Fender(フェンダー)』の歴史。プレミアギター「フェンダージャパン」はなぜ高いのか。その人気のヒミツとは?

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全ギタリストの憧れ「Fender(フェンダー)」

その歴史を辿りながら人気の理由(ワケ)を調査いたしました!

また直近で市場高騰している存在、ジャパンヴィンテージギター。

フェンダージャパンのプレミアギターもその一つ…今回はその秘密にも迫ります!


更新日:2023/10/30




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<筆者紹介>

こんにちは!トレファクホビーチーム&楽器チームに所属する榎本です!

BOSSのエフェクターから続く楽器記事の第二弾!フェンダーの魅力を存分に語らせていただきます!

もちろん愛機はフェンダー!ストラトキャスターとジャガーを愛用しています。


ギタリスト・ベーシストなら誰しもが知る一流ブランドFender(フェンダー)。

なぜフェンダーのギター・ベースは人気なのか?ストラト以外の人気機種は…?などなど!

歴史を解説しながら、フェンジャパのプレミアギターの見分け方などをお話させていただきます!

ぜひ最後までお付き合いいただけますと嬉しいです!!






< 目次 >

①Fenderの歴史

②Fenderの機種・タイプ別解説

③Fenderの現在・種類解説

④プレミアギターの見分け方






◆ Fender(フェンダー)の歴史を辿る


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~フェンダーストーリーの始まり~


今でこそエレキギターの頂点と言っても過言ではない存在ですが、その前身はラジオなどの機器を修理する会社。

創業したのがFenderの生みの親「レオ・フェンダー」氏です。その後共同で設立した会社を1947年に

フェンダー・エレクトリック・インストゥルメント・カンパニーへ改名するところからフェンダーの歴史は始まります。


エレキギターを世界で初めて作ったのはフェンダーだった!!…というわけではなく、実際はそれよりも以前に

エレキギター自体は存在していました。1932年、リッケンバッカー社が製造したスティールギターがその始祖にあたります。


1936年にチャーリークリスチャンというギタリストがアコースティックギターに、ピックアップをつけて使い始めたのが

エレキギターの始まりだったとされています。ただハウリングが多かったりとエレキギターとしては課題の多いものだったそうです。


そういった課題を解決するために考案されたのが、ボディに空洞を設けないソリッドギターというもの。

一枚の板からボディを削り出して作るそのソリッドギターを始めて量産販売したのがフェンダーだったんです!

1949年に発表されたそのエレキギターの名は「 エスクワイヤー 」。見た目はテレキャスのようなフォルム。

このギターの登場でエレキギターの歴史が大きく動き始めることになります。




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~波乱の展開、巡る思い~


エスクワイヤー(テレキャスター)以降、プレシジョンベースやストラトキャスターなど今でも定番のモデルが多数登場しますが、

1965年、多角的事業展開による会社の拡大を図ったCBS社(アメリカのテレビ・ラジオ系放送企業)に買収されたことで

法人のフェンダーは消滅してしまいます。新しいフェンダー社で技術顧問として席を残したレオ・フェンダー氏もその数年後には退社…。

見るからにレベルが下がっていくフェンダー製品はファンの失望を買うことになり、

さらには品質の高い日本のコピーギターが人気を博したことも相まって、CBSフェンダーは経営の危機に追い込まれることとなります。


新たな施策として日本の需要を囲い込もうと、1982年に日本を拠点とするフェンダージャパンを設立します。

ですがそれでも状況は好転せず…1985年、ついにCBS社が楽器部門を売却したことで真のフェンダー社が再興され始めることとなります。

良質な国産ギターを製造していたフジゲンや、輸入代理店の山野楽器・神田商会がフェンジャパに共同出資しなかったら、

世界のエレキギター・ベース文化は…そして現代のフェンダージャパンシリーズは存在しなかったかもしれません。








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~日本とフェンダーのつながり~


なお、フェンダー社の再興時に工場は売却対象ではなかったため製造拠点をなくしてしまうのですが…

なんと日本のフジゲンが技術支援を行い、売却からしばらくしてコロナ工場を新たに設立することになります。

今のフェンダーには日本の職人魂がエッセンスとなって配合されているということになりますね!

そして…工場が無い間のFenderギターはフジゲンの製造したギターが世界のフェンダーとして発売されていたんです。

ココ!テストに出るので覚えておいてくださいね!!(?)


そんなフジゲンと深い関わりがあったフェンダージャパンも1997年のバブル崩壊には耐えることができず、

fenderの本元に吸収合併されて消滅してしまうことになります…。

ですが神田商会がフェンダー商標の使用許諾を得て…日本でのフェンダージャパンブランドを再興させることになります。

これまでの職人気質な部分が強かったスタイルとは少し異なる運営方法でブランド力を最大限活用し、数年もの間、

日本のバンド文化を根底から支え続けましたが2015年にはそのライセンス契約が終了となってしまい、

事実上の日本における「フェンダー(ジャパン)」ブランドは歴史の幕を下ろすこととなります。


…と同時に新たなフェンダージャパンが幕を切ることにもなります。

Fenderが日本への現地法人設立を発表、フェンダーミュージックジャパン株式会社の創設と共に

真のフェンダージャパンが誕生することになります。






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~新しい歴史のはじまり~


2023年6月にはFenderの旗艦店がなんと日本の東京:原宿にOPEN。Fenderの旗艦店としては世界初となります…!

そんな歴史の大舞台に日本を選んでいただける、そんな光栄なことがあって良いのでしょうか…。

Fenderに関わりのあった富士弦楽器や神田商会、山野楽器が無かったらあり得なかったことだと私は感じております。

日本の楽器文化を大きく支えた企業に、この場を借りて感謝申し上げます。

ありがとうフジゲンさん…ありがとう山野楽器さん…神田商会さん…!








◆ Fenderの機種・タイプ別解説


さて…上の方の誕生秘話でちょっろっと話に出ていましたがFenderが生んだギター・ベースの形について解説させていただきます!

70年以上の歴史をもつフェンダーが生んだ名機、今もなお世界中でスタンダードとして使われているボディシェイプ。

そんなザ・定番の7品目をご紹介させていただきます!!



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①Stratocaster(ストラトキャスター) 発売年:1954年

ギターをプレイしない人でも…エレキギターを想像すればこの形が思い浮かぶ。

Gibsonのレスポールと並び、トップオブザ・エレキギターなモデル。

肘や腰のあたる部分が削られたコンタードボディや、ボディ上部を伸ばすことでストラップを使うときの比重バランスを向上、

幅広い使い分けが可能となる3ピックアップ、5セレクター、ボリューム・トーンの3ノブなど!

ありとあらゆるギタリストたちが手にする理由がここに込められています。


繊細で弾けるようなブライトサウンドから、甘くゆったりとした音色まで幅広い音作りが可能。

ロックもジャズも…舞台を選ばない万能ギターで、かのジミ・ヘンドリックス氏やエリック・クラプトン氏、

ジェフ・ベック氏やリッチー・ブラックモア氏など数々のギターヒーローたちが愛用した名機です。

年数を経て様々なマイナーチェンジがある他、改造のしやすさなどから特殊モデルや派生モデルも多数存在します。




②Telecaster(テレキャスター) 発売年:1951年(1950年)

ストラトに次いでフェンダーエレキギターの代表的存在なテレキャスター。

エスクワイヤーの名で1949年にソリッドギターの始祖として生まれた彼は、後に『ブロードキャスター』という名称で

1950年に発売されるのですが…すでに類似の名称で別の会社が商標を取っていたため短期間で名称変更…。

そして1951年にテレキャスターという名称で発売されることとなります。(名称が無い期間の物はノーキャスターと呼ばれています)


当時のギター製法において革新的なデタッチャブル方式の採用や様々な工程の単純化によって大量生産を可能にしたテレキャスは、

固めで明瞭な高音域が特徴的。パキッとしたテレキャスならではのアタック感がストラトとの大きな違いでした。

ストラト発売後も一定の人気があり、現在までカタログ落ちすることなくテレキャスは作られ続けています。

キース・リチャーズ氏やジミー・ペイジ氏、ジョン・フルシアンテ氏など数多くのギターヒーローたちに愛され、

日本でも多くのギタリストが使用しています。国内ではボーカル+ギターのようなポジションで使用されるパターンが多いですね!




③Jazzmaster(ジャズマスター) 発売年:1958年

汎用性の高さで高い評価を得ているジャズマスターは国内でも様々なギタリストに愛用されています。

その名の通り、本来はジャズ向けとして考案されたギターでしたが意図せずサーフロックやグランジで活躍したジャズマスター。

1958年、高級機種に位置付け販売されたジャズマスには、フローティングトレモロや独自のピックアップなど、

その名に恥じぬ機能を有しておりました。搭載されたプリセットスイッチによって、

ピックアップの設定を切り替えられる仕組みはバッキングとソロプレイの切り替えをスムーズにしました。


ジャズのみに特化したサウンド…とは全く異なりむしろその音色はワイルドで芯のある粒立ちの良いものでした。

やはり大型シングルコイルピックアップが要になっており、フロントは白湯のような暖かみのある甘いトーン、

リアでは砲弾のようにパワフルなサウンド。それぞれ太くどっしりと構える中にも繊細なフェンダーらしい音域が感じられます。

当時のベンチャーズを始めとして、レディオヘッドのトム・ヨーク氏やウィルコのネルス・クライン氏も様々なジャズマスを愛用しています。

日本ではルナシーのINORAN氏が使っていることでも有名ですが…見た目の可愛さから女性のギタリストも多く愛用しています。




④Jaguar(ジャガー) 発売年:1962年

先述のジャズマスをベースに様々な声を取り入れて開発された当時のフェンダー最上位機種…それこそが『Jaguar(ジャガー)』です。

ストラト、テレキャス、ジャズマスときて…ここでジャガー(哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属)です。とはいっても動物の方が由来ではなく…

レオ・フェンダー氏のクルマ好きなところから来ているそうです。確かに60年代のジャガー(車メーカー)を見ると

EタイプとかXKシリーズはなんとなく似ているような…(??)

1962年から発売開始となりますがサーフミュージックで活躍した数年後にはロングサスティンの時代が到来してしまい、

1975年に一度製造中止となってしまいます。その後、なんと1986年にフェンダージャパンから再生産となり、

さらにはあのNIRVANAのカート・コバーン氏が愛用したことから、現代における人気が再燃することになります。


ジャズマスター同様、立っても座っても弾きやすいオフセットウェストにプリセット回路、フローティングトレモロを採用した最高級機種。

ショートスケールでピックアップやボディ形状も若干異なり、ジャズマスとは全く違うキャラクターなのがこの2機種の面白い所。

前に出てくるアタック感と非常にキレのある鋭いトーンを持ちつつも、透き通るような新雪を感じさせるクリーンサウンドも奏でられる名機。

ただ、弦落ちやスイッチの複雑さなどから敬遠されがち&ジャズマスに人気を取られがち…本当はすごいかっこいいのに…!(筆者の怒り)

コバーン氏だけでなく、ローリングストーンズのミック・ジャガー氏、ジョニー・マー氏など世界のギターヒーローが愛機として使用!!



⑤Mustang(ムスタング) 発売年:1964年

ストラトが発売されたその僅か2年後…1956年にスチューデントモデル(ビギナー向け)として

『MUSICMASTER(ミュージックマスター)』と『DUO SONIC(デュオソニック)』が発売されます。

いずれもシンプルながら実用的でまさにスチューデントにぴったりな作りでした。

そしてそれを元に新たな回路と新トレモロユニットを載せ1964年に登場したのがこの『MUSTANG(ムスタング)』です。

ジャガーと同様、車関連の名前から名付けられたこのムスタングはその名の通りかなりのじゃじゃ馬(暴れ馬)として有名です。

新たに搭載されたダイナミックトレモロは変音域の広いアーミングが可能ですが、その分チューニングも大胆に変動していきます。


だからこそ愛される部分があり、その不完全さを可愛らしいと感じるユーザーが非常に多いギターです。

日本が誇る名ギタリスト:Char氏が愛用し、ジャガーでも登場したカート・コバーン氏も愛機として使用していました。

そしてなにより日本を代表する伝説的バンド、放課後ティータイムのギタリスト:中野梓(あずにゃん)氏の使用で

国内の人気は急上昇しました。マスタングは先述のデュオソニックやブロンコ、

サイクロンなど多数の派生モデルも人気が高いボディシェイプとなっています。





続いてベースをば…


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⑥Precision Bass(プレシジョンベース)  発売年:1951年

1951年に発売されたこのエレキベースは、従来のウッドベースと比較してかなりコンパクトな設計であることや、

アンプを通すことで大音量が得られ、さらにはネックに打たれたフレットによって誰でも『Precision(正確に)』音程が取れることから、

ベーシストの間で高い人気を得ることになります。まさに…それまでのベース界に大きな革命を起こしたモデル。それがこのプレベです。

発売当初のプレベは1ピックアップにコンターが無いなど、今よりもかなりシンプルな作りでしたが、

1957年ごろから現代のプレベと同等のものが作られます。このことから1957年の初期以前と以後でモデルを区別することが一般的です。


ストラトに似たシェイプに搭載されたのはスプリットコイルと呼ばれるピックアップ。短いのが二つ重なって一つになっています。

このサウンドはプレベならではのもので、図太く五臓六腑に染み渡る音色と前に飛んでいくアタック感がその特徴ともいえます。

伝説的なパンクベーシスト、シド・ヴィシャス氏や、アイアンメイデンのスティーヴ・ハリス氏など様々な音楽界で活躍するプレベ。




⑦Jazz Bass(ジャズベース) 発売年:1960年

プレシジョンベースをより良いものにすべく、その上位機種として1960年に発売されたのがジャズベース。

ベース用のシングルコイルピックアップを2基搭載し、それぞれのボリュームノブとトーンノブを設けることで

サウンドメイクの幅を広げたモデル。リアからは角ばったアタック感のあるサウンドを、

フロントからは優しい甘めなトーンを。フェンダーらしい明瞭さと地盤を感じるサウンドが特徴です。

プレベも定番の人気機種ですが…このジャズベはもはや色々なベースのベースになるほどの名機として定番化しています。

そのボディはジャズマスを元にしたオフセットボディで、細めに作られたネックも弾きやすく、

多数の女性アーティストにも愛用されています。


幅広い音楽で活躍できることから、初心者にもおすすめなベースですが、

最初から良いモノを買ってしまえば一生付き合っていけるほど適応性が高いです。

日本はもちろん、海外でも多数の有名アーティストが使用し、

世界的ベーシスト:マーカス・ミラー氏やベース界のジミヘンこと:ジャコ・パストリアス氏、

そしてレッチリのベーシスト:フリー氏!名前を聞くだけでグルーヴ感があふれ出るほどの名手が揃っています。




この他にも…トルネードやマローダー、スウィンガーなど多数のモデルが存在しますが、

今回はお時間の関係で割愛させていただきます…いつか買取入荷した際は単独でご紹介させていただきますので

ぜひその時をお待ちいただければと思います!








◆ Fenderの現在・種類解説


歴史のところでも触れたとおり、Fenderは買収などによる消滅や出資からの再興など紆余曲折を経て現在にいたります。

そんなFenderですが、現在はどのようなラインナップがあるのでしょうか?

かつて…フェンダーUSAやフェンダーメキシコ、フェンダージャパンなどで区分けされることが多かったフェンダー、

現在では『Fender(フェンダー)』ブランドの基、すべて共通のブランドとして扱われています。

ですがいずれも名残はあり、現在は各々のシリーズごとにその製造を続けています。



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⇧かつてはこの製造国ごとで色々な見方をされることが多かったですね。



① Fender USA

・American Vintage Ⅱ

・American Ultra

・American Professional Ⅱ

・American Performer など

この他にもParallel Universeシリーズやリミテッドモデルなどを製造しています。


②Fender MEXICO

・Vintera

・PlayerPlus

・Player


③Fender Japan

・Made In Japan Heritage

・Made In Japan Traditional

・Made In Japan HybridⅡ

・Made In Japan JuniorCollection


いずれもフェンダーのレギュラーラインとして上記シリーズを各国が製造をしています。



そしてこのいずれにも含まれないフェンダーが…

『Fender CUSTOM SHOP(フェンダーカスタムショップ)』と『Squier(スクワイア)』です。


スクワイアはフェンダー傘下のメーカーで、様々なコストをカットした比較的安価なギターを作るメーカー。

ですがそのクオリティはかなり高く、コスパ面では右に出るものはいないのではないかと思うほどです。


Fender CUSTOM SHOP(フェンダーカスタムショップ)はフェンダーの中でも最上位の製造ライン。

世界的なマスタービルダーなど一部のスペシャリストのみがその製造を担当しています。


・当時の製法を用いるにまでこだわったヴィンテージギター

・アーティストが使用するギターを一つのキズまでも再現するレプリカモデル

・厳選された素晴らしい木目の材を惜しみなく使用した特別モデル

・顧客より受注したオーダーメイドギター

・世界的な展示会用に設計するビルダーこだわりのショーモデル など。


Fenderの歴史と技術が込められたカスタムショップ製のギターは誰しもが憧れる幻の存在。

ヘッドに打たれた銘を拝めば大いなるご利益があるとの噂も…(?)




以上のように、フェンダーはレギュラーライン化することで各ブランドが一本化。

大きく区分するとカスタムショップ、レギュラーライン、スクワイアの3つに区別されますが、

ジャパンもメキシコも、製造自体は続けられているので日本製やUSA製での判断は現在も可能です。


ですがどれも素晴らしいクオリティのフェンダーギターであることに違いはありません。

製造場所や値段にこだわるよりも、自分の好きなギターや運命を感じたギターでプレイを楽しむことが一番だと私は思います。

現に私も…当時モノヴィンテージよりも偶然手に入れたフジゲン期の機種の方がしっくりくると感じたことがあり、

人それぞれにギターとの相性があるものだと考えています。

当社店舗に限らず、色々なところで色々なギターに触れて、お客様だけのお気に入りの一本を見つけていただければと思います!








◆ プレミアギターの見分け方


ここからはプレミア化しているフェンダーギターについてお話させていただきます。

フェンダーの中で最もプレミアムなのはカスタムショップ製であることは間違いありません…!

ですが、だからといって捨てたもんじゃないのが『ジャパンヴィンテージ』

今、世界での注目度も高い…『フェンダージャパンのヴィンテージ品』について解説します!


フェンジャパの歴史背景としては最初の方で解説しておりますが、ここでも簡単に…。


経営危機に追い込まれたCBSフェンダーが日本の需要を囲い込むための施策として1982年にフェンダージャパンを設立しました。

当時の製造は当記事で何度も登場している富士弦楽器(FGN)が担当することになりますが、

この年から1997年までに作られた個体の一部をフジゲン期と呼びます。

このフジゲン期のフェンジャパこそ!近年高い評価を得ているジャパンヴィンテージなのです!


当時の製造クオリティの高さ、確かな技術、マテリアルの良さなどが現代の同価格帯では中々再現できないレベルで

現行で販売されているギターと比較してもそのレベルの高さは中々のもの。

そんな理由があって、フェンダージャパンのヴィンテージ品は市場相場が高騰傾向に動いています。




ヴィンテージフェンジャパの見分け方については以下を参照。


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ギターに記されたシリアルナンバーを見て、以下に該当するものがフジゲン期のもの。




JV+5桁 MADE IN JAPAN 1982年~1984年

SQ+5桁 MADE IN JAPAN 1983年~1984年


E+6桁 MADE IN JAPAN 1984年~1987年

A+6桁 MADE IN JAPAN 1985年~1986年

B+6桁 MADE IN JAPAN 1985年~1986年

C+6桁 MADE IN JAPAN 1985年~1986年

F+6桁 MADE IN JAPAN 1986年~1987年

G+6桁 MADE IN JAPAN 1987年~1988年

H+6桁 MADE IN JAPAN 1988年~1989年

I+6桁 MADE IN JAPAN 1989年~1990年

J+6桁 MADE IN JAPAN 1989年~1990年

K+6桁 MADE IN JAPAN 1990年~1991年

L+6桁 MADE IN JAPAN 1991年~1992年

M+6桁 MADE IN JAPAN 1992年~1993年

N+6桁 MADE IN JAPAN 1993年~1994年

O+6桁 MADE IN JAPAN 1993年~1994年

P+6桁 MADE IN JAPAN 1993年~1994年

Q+6桁 MADE IN JAPAN 1993年~1994年

S+6桁 MADE IN JAPAN 1994年~1995年

T+6桁 MADE IN JAPAN 1994年~1995年

U+6桁 MADE IN JAPAN 1995年~1996年

V+6桁 MADE IN JAPAN 1996年~1997年


中でもJVシリアルと呼ばれる製造初期のギターは…状態によっては20~40万円ほどで取引されている例も…。

ただ、JVシリアルはネックプレートを失くしたり交換してしまったりすると判別がかなり難しくなっていまいます…。

もちろんJVシリアルでなくてもフジゲン期のギターはかなり評価の高いギターとなっております!


お持ちのギターはいかがでしたでしょうか…?

希少なフジゲン期のギターはかなり評価が高く、当社では買取を超強化しております!

トレファクの楽器チームには熱心なFender教信者が多く在籍しているので…フェンジャパヴィンテージに限らず、

現行品も、USA製も、カスタムショップ製も高価査定を実施させていただいております!


チームスタッフの在籍していない店舗でも、全店の楽器査定を管轄しておりますので

ご安心の上お持ち込みいただければと思います。







◆トレジャーファクトリーではギター・ベース・エフェクターなど楽器を買取しております!


今回ご紹介のFenderを筆頭にGibsonのエレキギターやベースなどはもちろんですが…

BOSSのコンパクトエフェクターなどもしっかりとご評価させていただいております!


先ほどもチラッと説明しておりますが、全国各店に在籍している楽器の専門スタッフがチームとなり、

トレファク全店の査定を随時フォローしております。そのためどこの店舗にいても専門店並みの査定を体験することができます。

筆者の私もドン引くくらい詳しいスタッフもおりますので…ご依頼いただければ見逃しなどは決してありません。


JVシリアル以外にもフェイスタレッドやレイクプラシッドブルーなどレアなカラーの機種などもございますので、

もしお使いになられていないギターやベースなどがあればぜひ一度トレファクの査定をお試しください。

もちろん査定額にご納得いただけなかった場合は無料でキャンセルが可能です。


全店で楽器のお取り扱いがございますが…トレファク南柏店の別館にて『ホビー・楽器館』がオープンしました!

店頭での買取・下取りも実施しておりますので、気になる機材があれば要チェックです!



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そんなトレファクが運営する公式通販サイトでは…

Fender特集を開催しております!全店から選りすぐりのFenderが集結!ぜひ一度ご覧くださいませ。

➡ https://ec.treasure-f.com/contents/feature/fender/



<ホビー・楽器館の紹介ページ>

→ https://www.treasure-f.com/sp/hobby_gakki_kan/


<トレファク南柏店の楽器通販ページ>※店頭には出品されていないギターも多数展示中!

→ https://ec.treasure-f.com/search?category=1011&size=large&order=newarrival&number=30&step=1&shop=32



ちょっと長くなってしまいましたが…最後までご覧いただきましてありがとうございます!

今後も楽器関連の記事を書かせていただきますので引き続きよろしくお願いいたします!

以上!トレジャーファクトリー:榎本がお届けいたしました。


\ オンラインストアでも販売中 /

トレジャーファクトリー南柏店では、
一部の商品をオンラインでも販売しております。
店頭で実物を確認いただける場合もありますので、気になる商品がありましたらぜひご来店ください!

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南柏店
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